サイトの作り方

Webサイトって、何のために作るんでしょう。

はり灸・スポーツトレーナー学科では、学校のサイトとは別に独自の学科専用の学生さんのためのサイトを作っています。

これを作るきっかけになったのは、Kumagoroだと、情報発信がしにくい。どこを見たら良いのか分からないという教員からの提案でした。

この際、重要視したのは、

  • スマホでも見やすい
  • ボタン一つであらゆるところに飛べる
  • 必要な情報がすぐにアップできる

などがありました。

学生(顧客)目線になって、便利なものを作りたいというのが最初でした。

次に、E-learningシステムのMoodleもそうです。なぜ導入したのか。

Moodleは、LMS(Leraning Management System:学習管理システム)と言われるものの一つです。これを導入した先生(当時の物理学・情報学の先生)は、「学生に国家試験問題をできるだけ解いてほしい」「合格率をあげたい」と言う純粋な思いで最初スタートしました。

それに賛同して、うちの学科では、池藤が最初に入れました。私が入れた理由は、国家試験問題の本は、在学中しか使わない、将来使わないものに大金をはたいて、買わなくても、もっと有益に使うべきだ。それに、紙ベースで何度もコピーを取るよりも安価で使いやすい!と言うのがもっともな理由でした。

これも、学生(顧客)目線になって便利なものを作りたいというのが、きっかけです。

サイトの話に戻しましょう。

よく、4年生に聞いています。

「例えば、あなたが腰が痛い!」と思った場合、「そうだ!どこどこ鍼灸院に行こう!」と思うかどうか。

昔であれば、電話帳だったのでしょうが、ここ二・三十年で状況が変わりつつあります。スマホで検索するのです。その際、あなたならどうやって検索しますか?

「関西医療大学付属鍼灸治療所」って検索する人は、そこに行くのを決めている人だけです。

大半の人が、「腰痛、地名・駅名」等で検索します。

すると、検索サイトの何ページ目ぐらいまでチェックするでしょうか?サイトを作っても検索順位は様々です。自分がサイトを作っていると、自分のページをよく開きます。なので、パソコンや検索エンジンが学習して、自分のページを上位に持ってきます。それを知らずに、サイトを作って満足していると、他の人は、全然、見ていない等という現象が起こります。

では、どのようにすると検索順位が早く表示されるようになるのでしょう。これを、「SEO対策」といいます。サイトを作る方法ももちろんですが、ましてや「SEO対策」なんて、授業では全くありません。だって、国家試験に出ないから。

でも、開業する際には必要です。開業すると、おもしろいぐらい、業者から、「御社のサイトを作りませんか?」と言ってきます。電話・訪問のうりこみはもちろん、SEO対策も含めて、様々なことを言ってきます。でも、授業では習わないですから、どうするのでしょう。

自分で作るには、勉強する必要があります。業者に頼むにはお金がかかります。維持費も含め、SEO対策のための経費もかかります。

どちらが良いのかは、仕事内容と経費を合わせて考えましょう。

本学科では、自分で作った方が経費も安い、やりたいことができる。だから自分で作りました。

SEO対策も必要なかったからです。ちゃんと考えれば、SEO対策も可能なのでしょうが、最近は検索エンジンのAI化も進み、様々な条件で、SEO対策が必要です。

これらもきちんと踏まえて、どのようなサイトで、何を載せるのか、どこの情報を載せるのか、どのような形で作成するのが、自分に合っているのかをきちんと知らなくては意味がありません。