ここ数年は、キャリア支援課なるものができているので、だいじょうぶだとおもいますが、一応、伝えておきます。
あくまでも、私が知っている卒業生さんたちに聞いた話から、知っておいた方が良いことを書いておこうと思います。
求人票について
事務所のキャリア支援課の一角に「求人票」なるものが多数貼っていると思います。たまに見ますが、よく分かりません。
ある卒業生にも聞かれました。
「〇〇市や△△駅の近くにある求人ってないですか?」
キャリア支援課に行って、聞いてみたところ、データベース化していないので、紙を一枚ずつめくらないといけないらしいです(^_^;)。
現在は、学科サイトにリンクがあり、直接キャリア支援課にいかなくても、見れるになりましたが、それでも求人票をPDFにしただけ、場合によっては手書きなので、検索もできません。(^_^;)
それはともかく、「求人票」には、下記のような項目が書いてあります。
- 施設名
- 業務内容
- 契約期間
- 試用期間
- 就業場所
- 就業時間
- 休憩時間
- 休日
- 賃金
雇用保険・健康保険の有無
などなど、
色々書いてあって、「見てられるか!」ってなりそうですが、理由は後で説明しますが、場合によっては、一生を決めるものです。ちゃんと見ておきましょう。
さて、なぜ、就職が一生を決めるものになるか。ある先輩の例をお話ししましょう。
1か所目の就職(卒業してすぐ):3か月で退社。理由は「鍼がやりたかったのに灸しかさせてくれない。」
2か所目の就職(その後1か月後):整形外科に勤務するも数か月で退社。理由は、マッサージばかりで鍼灸ができない。
3か所目の就職(またその後1か月後):鍼灸整骨院に勤務。数年もつも退社。理由は、人間関係がうまくいかなかった。
その人がどうなったか。
結局、やりたい職場に就職しようと思ったとき、先方より、断られました。理由は、「履歴に傷がつきすぎている」。
一般就職の人はよくいいます。「最初の就職は、最低でも3年は同じ職場にいましょう。」
また、転職の際には、スキルアップのためなど、もっともな理由があることは重要だそうです。
そういう話はほとんど、本学ではやりません。
あと、調査せずに給料面などの待遇面だけで、就職先を決める人がいます。仕事内容、人間関係は、仕事を継続していく上で、とても重要です。求人票に書いていない内容など、重要なポイントは抑えるようにしましょう。
逆に履歴が関係しない方法が、一つだけあります。「開業」です。
「開業」は、鍼灸師という国家資格を持っているものに認められている重要な仕事場の一つです。
自分で待遇を決められる、出勤・休日など自分で決められるのです。もちろん、免許を持っていれば、どのような状況でも開業できます。(保健所の設置基準をクリアすることは重要ですが。)
勤務場所も問わないですし、理想と考えられます。
ただし、給料(収益)は、自分のがんばり次第となります。また、税制措置などもすべて自分で対応しなくてはいけません。経理を頼むしても人を雇う、あるいは税務申告をしてもらう部署に頼む、あるいは会計ソフトを使うなど、やり方は様々ですが、経費が発生します。
もちろん、開業資金も必要です。柔道整復師程、設備投資は必要ないにしても、それなりの準備は必要です。たとえ、「訪問」だとしても。
ちょっと脱線しましたが、戻しましょう。
キャリア支援課が様々なイベントをやってくれています。
情報を自分で収集しないと、授業では教えてくれません。B’zの「恋心」ではありませんが(ちょっと古いかな?)、「授業の内容は こんなとき 全然、使えません」
「大事なことなら、授業で教えてくれると思っていた」
これは、ある名門大学の学生が、予習課題をやってこなかったときの言い訳です。大学は、そういうところではありません。それを知って、在籍中に学ぶことをオススメします。